2016年11月30日に作成した近江八幡市立図書館 - Wikipedia、12月8日に作成した稲沢市図書館 - Wikipediaを良質な記事に選んでもらった。約2か月ぶりの図書館記事として武豊町立図書館 - Wikipediaとおおぶ文化交流の杜図書館 - Wikipediaを作成した。
武豊町と大府市はどちらも知多半島の東岸にあり、JR武豊線の起点と終点になっている。名古屋市郊外を走りながら武豊線は長らく非電化の単線だったが、2015年に電化された(単線は変わらない)。武豊駅から20kmを経て大府駅に到着した「電車」の一部は、その後東海道線を走って名古屋駅に直通する。
(未訪問)
・武豊町は人口4万人強の自治体。武豊町立図書館はその外観にインパクトがある。アサリ池という池の上にギリシア建築のような柱を持つ建物が浮かんでいる。
・歴史節にある表は東浦町中央図書館から使いまわした。これではバイト数の水増しと言われても仕方がない。ただ、昭和初期の段階で町立図書館と私立図書館が存在したのは興味深い。海運と陸運の結節点として明治時代から発展していた土地ならではなのかも。
・私立の森田翁頌徳記念図書館は『愛知県下公私立図書館記念写真帖』(1928年刊行)に写真が掲載されている。記事にはまだ反映できていない。この時代の農村部で17,000円の建設費をかけた建物というのが驚き。この私立図書館が後にどうなったのかは定かでない。
・1970年代に建設された中央公民館はため池を埋め立てて建設されたらしい。1980年代に建設された図書館はため池を埋め立てずに建設された。時代の変化。両施設は隣接している。
・利用案内節にある地図は東浦町中央図書館から使いまわした。これではバイト数の水増しと言われても仕方がない。
撮影者 : Opqr
おおぶ文化交流の杜図書館
(2016年4月・2016年5月・2017年2月訪問)
・2014年開館。複合文化施設の中にある。
・2014年には大府市に新図書館が開館し、2016年にはみよし市に新図書館が開館した。2017年には安城市に新図書館が開館する。東浦町にも興味深い活動を行っている図書館がある。刈谷市は包囲されている。
・「PFI」「ワンフロア型としては愛知県最大の延床面積」「愛知県で初めて電子図書を導入」「自動閉架書庫や自動返却機を導入」「ICタグを導入」「貸出カードの作成制限を撤廃」と、もっと注目されてもいい図書館。図書館流通センターが指定管理者。
・ただし最寄り駅からの距離は2.5kmで徒歩30分、公共交通機関は不便なコミュニティバスのみ。建物は自転車だとつらい上り坂の上にある。そのため中高生は多くなく、車を持っている子ども連れの母親が多い。
・フロアの広さと比べてしまうせいか、地域資料は多くない印象。特に図書館の事業年報は最新版が2008年度版であり、複合施設開館後にも複合施設の事業年報は作成されていない。公式サイトは見づらい。
・天井が高くて書架は低い。ワンフロア型で通路はゆったり。窓は大きい。開放感があって居心地がいいです。
・12月20日から3月19日まで「戦前の本」に関する特集展示を行っている。特集展示では絵葉書の年代特定の仕方などを紹介していた。
・複合施設の利用者は自然に中央部のロビーに集まる。岡崎市立中央図書館のように各エリアが分断されている感じはしない。
・利用案内節にある地図は東浦町中央図書館や武豊町立図書館から使いまわした。これではバイト数の水増しと言われても仕方がない。
2016年10月には東浦町中央図書館 - Wikipediaを作成している。カンタ家の檀那寺は東浦町緒川にある。どうやら16世紀後半に緒川から現住地に移ったらしい。
(2016年6月訪問)
・知多半島東部には、北から順に大府市、東浦町、半田市、武豊町がある。東浦町は知多半島の一部であり、尾張地方の一部でもあるが、三河地方の刈谷市を核とする定住自立圏の中にある。
・ドーム型の外観も特徴的だが、樹木を模した柱や梁がある内部も特徴的。一般書フロアの床には落葉柄のカーペットが敷かれており、児童書フロアの床には木の実柄のカーペットが敷かれているらしい。訪れた時には気が付かなかった。
・2014年-2015年頃には図書館愛好者の団体「よむらびサポーターズ」が発足。図書館と共同でイベントを企画している。2016年にはまちライブラリー「ぐるぐる図書館」を開始。12月にぎふメディアコスモスで開催された講演会「次世代型図書館 岐阜市立図書館の目指すカタチ」では、東浦町中央図書館の方とよむらびサポーターズの方にお会いした。