2016年1月6日頃にDVDレンタルが解禁されたスペイン映画。
監督はアルベルト・ロドリゲス。1980年のアンダルシアを舞台とするスリラー。
この作品を劇場で観たのは2015年11月15日でした。
日本ではわずか3館(渋谷、神戸、沖縄)のみの公開。しかもCinema KOBEでは1週間限りのレイトショー上映。
日曜日という好条件でありながら観客はわずか12人。Cinema KOBEでは1週間で100人前後しか入らなかったのではないでしょうか。
渋谷では結構な客入りだったそうなので、関西の映画ファン層が薄いのが原因なのか、Cinema KOBEや配給会社の宣伝方法に問題があるのか。後者の比重が大きそう。
スリラーが人気のスペインでも特に完成度が高い映画です。
鑑賞者にさまざまな疑問を残すエンディングは賛否両論あるでしょうが私は大好き。
ベテラン刑事役のハビエル・グティエレス、被害者の母親役のネレア・バロスが素晴らしい。
---
日本語版の映画作品記事はポスター画像を使えないのが残念。
1980年代のアンダルシアを象徴するような画像があったら貼り付けてほしい。
スペインの映画俳優記事はスペイン語版も英語版も貧弱。
若手刑事役のラウール・アレバロ(『情熱のシーラ』)、被害者の父親役のアントニオ・デ・ラ・トーレ(『マルティナの住む街』『カニバル』)は毎年のようにゴヤ賞にノミネートされている俳優ですが、英語版はほとんど中身がありません。