過去10年分の、その年のスペインを代表する映画作品です。左側はゴヤ賞作品賞受賞作。右側はアカデミー外国語映画賞スペイン代表作品。「心温まるヒューマンドラマ」か「ドロドロしたスリラー」しかない印象ですが、それはさておき。これら17作品が愛知県で公開されたかどうかざっくり調べてみたところ、どうやら『ブランカニエベス』と『しあわせな人生の選択』と『ジュリエッタ』の3作品しか公開されていません。
2015年には『マーシュランド』を観にわざわざCinema KOBEまで行ったことを思い出します。1週間限りの上映かつすべてレイトショーというだったので、エンドロールもそこそこに映画館を飛び出して新開地駅まで走り、阪急河原町駅に向かう最終列車になんとか間に合った、という記憶があります。新開地駅の反対側には風俗店街があり、そこには成人映画館の福原国際東映が健在のようです。Cinema KOBEはよそで見逃した佳作・良作を数か月遅れで上映してくれる素晴らしい映画館ですが、2スクリーン中1スクリーンは成人映画を上映しているので、女性が入りやすい映画館ではありません。
ラテンビート映画祭で公開された作品については基本的にDVDを製作してくれるので、私が映画館またはDVDで観たことのある作品は17作品中9作品となりますが、バスク語作品である『フラワーズ』は結局DVD化されていません。新宿バルト9まで行く予定だったはずが、予定が変わって行けなかったことを思い出します。
2018年2月3日には今年度のゴヤ賞受賞式が行われます。今年の受賞作は公開してくれるかな。ゴヤ賞授賞式を主宰しているのはスペイン映画芸術科学アカデミー(AACCE)ですが、授賞式を1か月後に控えた1月3日には会長のイボンヌ・ブレイクが脳卒中で緊急入院し、1月10日には集中治療室を出たというものの、会長辞任が発表されたようです。
イボンヌ・ブレイクはイギリス・マンチェスター出身の衣裳デザイナー。これを機にWikipediaに記事を作成しました。