(写真)下仁田ネギの畑。
2024年(令和6年)1月と10月、群馬県甘楽郡下仁田町を訪れました。「下仁田町を訪れる(1)」「下仁田町を訪れる(2)」からの続きです。「下仁田町の映画館」に続きます。
1. 下仁田町の農業
1.1 下仁田ネギ
下仁田町といえば下仁田ネギです。一般的にネギは春に植えて秋に収穫する作物であり、栽培期間は7~8か月のようですが、下仁田ネギは秋に植えて翌年の秋に収穫する作物であり、12か月~15か月もかかるようです。
(写真)下仁田ネギの畑。
1.2 下仁田こんにゃく
下仁田町といえばネギのイメージがありましたが、実際には下仁田こんにゃくの畑を見かけることのほうが多かったです。こんにゃく芋もネギ同様に冬が旬の作物であり、訪れた時期には収穫前の茎や葉を見ることができました。こんにゃく芋はサトイモ科の植物ではありますが、サトイモとは全く異なる形状の葉であり、地面から数十センチの場所に密生している独特の姿です。
(写真)下仁田こんにゃくの畑。
(写真)下仁田こんにゃくの畑。
下仁田町歴史館には下仁田こんにゃくに関する展示物は多数あり、下仁田ネギよりも推しが強い印象を受けました。国道254号沿いには下仁田こんにゃく観光センターがあり、乾燥中の下仁田こんにゃくが並べられていました。
(写真)佐藤式こんにゃく切り機。下仁田町歴史館の屋外展示物。
(写真)こんにゃく切り機。下仁田町歴史館の展示物。
(写真)乾燥中のこんにゃく。下仁田こんにゃく観光センター。
2. 諏訪神社
1. 諏訪神社
下仁田市街地の西端、鏑川の河岸には諏訪神社があります。下仁田町観光協会のウェブサイトでも言及されていますが、龍や獅子などが彫られた社殿・本殿の彫刻、屋根が連結した社殿・幣殿・本殿の様式などが特徴のようです。彫刻については『寺社の装飾彫刻 関東編上 東京・埼玉・群馬』(日貿出版社、2012年)でも紹介されています。
(写真)諏訪神社。
(写真)諏訪神社。
社殿は天保8年(1837年)に造営されたもの。霊獣や花鳥の彫刻がびっしり彫られ、人物としては四仙が彫られています。
(写真)諏訪神社。
(写真)諏訪神社。
(写真)諏訪神社。