(写真)半田運河。2020年9月。
2024年(令和6年)10月27日(日)、愛知県半田市で開催された「Wikipediaタウン in 半田運河」に参加しました。
1. 小栗家住宅と_unga(スペースウンガ)
小栗家住宅は半田市中村町にある邸宅で、主屋など多数の建物が重要文化財に指定されています。周辺は下半田の中心部にあたり、半田運河の左岸に國盛 酒の文化館、旧中埜半六邸、小栗家住宅、ミツカンミュージアムなどの観光施設が並んでいます。
小栗家は半田における名家であり、14代目当主の小栗宏次さんは愛知県立大学で情報学の研究者でありながら愛知登文会の会長も務められています。小栗家は現役の民家ということで、これまで見学できるのは特別公開イベントの際に限られていました。
この2024年(令和6年)4月、小栗家住宅内に観光拠点施設「_unga(スペースウンガ)」がオープンしました。甘酒などのカフェ、酢などの物販コーナーがあるほか、イベントなどにも活用されています。
(写真)「萬三の白モッコウバラ」と小栗家。半田市天然記念物。
(写真)チラシ。
2. 「Wikipediaタウン in 半田運河」
2.1 Wikipediaの説明
会場は「_unga」の2階です。14時30分から16時30分までの編集イベントで、ウィキペディアタウンによくあるまちあるき等はなし。参加者は半田市観光協会や半田市商工会議所の方などであり、半田運河をよく知っている方ばかりです。
まず伊達深雪さんからWikipediaに関する話を聞き、その後Wikipedia記事「半田運河」の新規作成を主とする編集を行いました。文献は事前に図書館で借りたりコピーして持ち込んでいます。
(写真)「_unga」2階の会場。
2.2 半田運河
身近に運河がない地域の方は、運河といったら船舶が通行する閘門式運河(スエズ運河やパナマ運河)をイメージするかもしれません。しかし、日本における運河は単なる水路であることが多く、大部分は水上交通路としての役目を終えて産業遺産化しています。小樽運河のように観光スポットとしてとなっている場所もあり、近年の半田運河は「半田運河周辺の観光エリア」という定義が適当かもしれません。
これらの変遷を把握するのがややこしく、Wikipediaに記事を書くとなると厄介です。この点で躓いている方もいましたが、近年の半田運河周辺では多様な取り組みが行われており、調べるのが魅力的なテーマでもありました。
(写真)文献。
編集記事
半田運河 - Wikipedia - 新規作成。
旧中埜半六邸 - Wikipedia - 新規作成。