振り返ればロバがいる

Wikipediaの利用者であるAsturio Cantabrioによるブログです。「かんた」「ロバの人」などとも呼ばれます。愛知県在住。東京ウィキメディアン会所属。ウィキペディアタウンの参加記録、図書館の訪問記録、映画館跡地の探索記録などが中心です。文章・写真ともに注記がない限りはクリエイティブ・コモンズ ライセンス(CC BY-SA 4.0)で提供しています。著者・撮影者は「Asturio Cantabrio」です。

蟹江町図書館を訪れる

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(写真)現行の3代目蟹江町図書館。2019年4月。

2018年(平成30年)から2020年(令和2年)にかけて、何度か愛知県海部郡蟹江町を訪れました。関連記事に「蟹江町を訪れる」や「蟹江町の映画館」があります。

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1. 蟹江町図書館

蟹江町図書館は愛知県郡部の図書館としては長い歴史を有します。2017年(平成29年)には蟹江町図書館 - Wikipediaの記事を作成しました。

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(写真)3代目図書館が開館した際の記事。「情報の宝庫 “図書館”へ行こう 今月13日(土)オープン!!」『広報かにえ』322号、1998年6月号。

 

1.1 蟹江町図書館の歴史

1966年(昭和41年)には蟹江町中心市街地に初代蟹江町立図書館が開館し、1969年(昭和44年)には近鉄蟹江駅の南側に移転しています。1998年(平成10年)には日光川と佐屋川に挟まれた佐屋川創郷公園に移転し、この3代目の図書館が現行館です。3代目の開館時には蟹江町立図書館から蟹江町図書館に改称しています。

1966年の郡部にはほとんど公共図書館がありませんでした。日本社会党選出の代議士である佐藤観次郎 - Wikipediaから蔵書を寄贈されたことが開館のきっかけですが、建物の購入費用は佐藤観次郎ではなく蟹江町が出したようです。1969年の2代目図書館は図書館として建てられ、3代目図書館への移転後には学校生活適応指導教室に転用されています。開館時に植えられた庭木は大きく成長し、敷地外から建物の全容を確認するのは冬季でないと難しいほどです。

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(写真)1966年開館の初代蟹江町立図書館。『かにえ勤労』1966年8月15日号。パブリック・ドメイン

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(左)1969年開館の2代目蟹江町立図書館。開館直後。蟹江町十年の歩み編集委員会蟹江町十年の歩み』蟹江町、1985年。(右)2代目図書館を転用した蟹江町学校生活適応指導教室「あいりす」。2019年1月。

 

1.2 蟹江町図書館の館内

蟹江町図書館は2階建てですが、書架はすべて1階に置かれたワンフロア型の図書館です。一般書エリアの天井は2階層分の高さがあるものの、背の高い書架が整然と並んでいるため、2000年代以降に設計された図書館と比べると圧迫感があるかもしれません。2階には会議室・和室・ギャラリーなどがありますが、イベントがあるとき以外は立ち入り禁止になっているようです。

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(写真)蟹江町図書館の館内。いずれも2016年。

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(写真)蟹江町図書館の館内。いずれも2016年。(左)ソファ席や座布団席などの閲覧席。(中)雑誌コーナー。(右)畳敷きの和室。