(写真)みよし市立中央図書館を核とする「みよし市図書館学習交流プラザ」。
一年前の2016年7月2日、愛知県みよし市にみよし市立中央図書館が開館しました。上のエントリーは開館数日後に訪れた際のもの。たまたま公式サイトを見ていたら「華麗なる映画の世界」という展示が目に留まったため、約1年ぶりにみよし市立中央図書館を訪れました。ウィキペディアには記事を作成済(みよし市立中央図書館 - Wikipedia)。
近年の愛知県の図書館の動向
2014年07月 おおぶ文化交流の杜図書館(新築移転)
2015年07月 名古屋市瑞穂図書館(新築移転)
2016年07月 みよし市立中央図書館(新築移転)
2016年07月 名古屋市緑図書館(改築)
2017年06月 安城市図書情報館(新築移転)
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2018年春 岡崎市立額田図書館(新築移転)
2020年度 豊橋市まちなか図書館(新築)
2020年度末 小牧市立図書館(新築移転)
今年6月に開館した安城市図書情報館は中身もさることながら広報が巧く、図書館界の人気者になりました。みよし市立中央図書館は安城市図書情報館に次いで愛知県で2番目に新しい図書館ではあるのですが、みよし市民以外にはほとんど知られていないようです。
直営ではあるものの窓口は図書館流通センターに業務委託されている。前回訪れた時に写真撮影の可否を尋ねたら、(おそらくそのスタッフの判断で)「撮影はお断りしています」と言われました。前回は開館数日後ということもあり、スタッフは何かとバタバタしていた印象。今回は「建物全体の受付で申請書を書けば撮影は大丈夫です」と言われたので、申請書に記入して撮影許可証を受け取りました。
(写真)図書館学習交流プラザの受付でもらった撮影許可証。
2階(一般書)
2階は一般書の書架。近年に開館した安城市や大府市と比べると、フロアの床面積に対する書架の密度が高い。書架、カーペット、照明が落ち着きのある雰囲気を作っており、デジタル一眼レフのシャッター音が響くほど静か。その一方で木材を多用しているカウンター前は明るくて広く、書架部分とはずいぶん印象が異なります。
これまで100館以上で館内の写真を撮ってきましたが、(利用者を写さないのが困難なので)閲覧席の写真はほとんど撮っていません。しかしこの図書館の利用者は休日午後にもかかわらず少なく、下に掲載したメイン通路の写真も容易に撮れました。図書館の存在がまだまだ市民に認知されていないのではないかと感じます。
(写真)2階のカウンター前にあるメイン通路。両サイドには「石川文庫」やテーマ展示など。
(写真)2階のカウンター付近。
(写真)2階の一般書の書架と屋外テラス席。
(写真)石川文庫。
1階(児童書、生活に関する一般書)
1階は児童書に加えて生活に関する一般書のフロア。2階とは違ってずいぶん書架に余裕があります。自動貸出機は1階の一般書エリアに2台、1階の児童書エリアに1台、2階に1台の計4台。ただし位置も存在感も中途半端なので、今まで通りカウンターで貸出を行う方が多いようです。これは残念。
(左)新着図書。(右)1階フロア中央部にある特集展示。「科学道100冊」。
(写真)児童書エリア。書架にはそれぞれ動物のマークが付けられている。ロバさんやらっこさんの書架はありませんでした。
(左)除菌ボックス。(中)自動貸出機。(右)AVブース席。
(左)大活字本。(中)2階の奥まった部分には個人ブース席。(右)1階の同位置にはグループ室。
建物内
図書館内の閲覧席(学習席)に加えて、建物内のロビーにも中高生がたくさんいます。この施設は彼らの居場所になっているようです。
(左)3階から吹き抜けを見る。(右)3階の講座室。