・某所の文章に小加筆してブログ記事にする実験。
2017年7月1日から7月4日まで3日間、Wikipediaのメインページに「豊田市中央図書館 - Wikipedia」が掲載された。この5月と6月に豊田市中央図書館と5つの交流館図書室を訪れてから書いた記事です。
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(上)豊田市中央図書館が入っている参合館。名鉄豊田市駅とペデストリアンデッキで直結。 (下左)図書館入口。(下右)イタリアの彫刻家チェッコ・ボナノッテの作品『文化の種 ミューズ達』。かなりの金額で購入したらしい。
1998年から「豊田市中央図書館」が入る参合館の3階
豊田市の「図書館」は1館だが、その他に31館のネットワーク館(コミュニティセンター図書室/交流館図書室)、1館の分室(こども図書室)がある。豊田市中央図書館の蔵書115万冊に目を奪われるけど、31館あるネットワーク館で計60万冊を所蔵している。貸出数に至っては中央館160万冊、ネットワーク館計180万冊と逆転する。
激動の2016年を経て、2017年4月から中央館に指定管理者制度が導入された。開館時間は1時間延びた。職員数は100人から80人に減ったが、司書数は2人から44人に増えた。2016年度までの司書は奥にこもりきりだったが、今年度は司書のほうからトランシーバ片手に声をかけてくる。
2016年から2017年に何度か中央館を訪れているが、新聞データベースは「予算不足で契約を取りやめ」、目玉のひとつである2,000自治体分の自治体史は書庫にしまい込み、館内の写真は職員同伴で許可されるもののSNSへのアップロード不可。今や図書購入費は一宮市より少ない。いろいろ悩ましい点はあるものの、愛知県図書館にない本があったりする圧倒的な蔵書の多さは(ごく稀に)頼りになる。
「豊田市こども図書室」と「豊田加茂広域市町村圏移動図書館」の存在はユニーク。31室のネットワーク館とは別にこども図書室が1館だけ分館扱いされている不自然さの理由は、新聞記事を読んで納得した。
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豊田市中央図書館と、豊田市の交流館図書室の写真を掲載した。上から順に若林交流館、崇化館交流館、梅坪台交流館、保見交流館、上郷交流館の5図書室。いずれもAsturio Cantabrioが撮影。この5館のほかには妹島和世建築設計事務所が設計を手掛けた逢妻交流館|豊田市生涯学習センター交流館のように建築面で評価の高い交流館もある。
若林交流館図書室
所在地 : 愛知県豊田市若林東町沖田124
若林交流館は1999年開
崇化館交流館図書室
最寄駅が豊田市中央図書館と同じ豊田市駅となる、もっとも豊田市の中心市街地に近い交流館
梅坪台交流館図書室
所在地 : 愛知県豊田市梅坪町1-15
アクセス : 愛知環状鉄道梅坪駅から徒歩2分
1983年開館。31館ある交流館
保見交流館図書室
所在地 : 愛知県豊田市保見町四反田121-1
アクセス : 愛知環状鉄道保見駅から徒歩3分
1982年に開館、1984年に移転、2007年に現行館に移転した保見交流館。一見する
上郷交流館図書室
所在地 : 愛知県豊田市上郷町5-1-1
1975年に開館し、1988年に現行館が竣工した上郷交流館。旧上郷町のメインの交流館であり、45,000冊という蔵書数、256