和歌山県立図書館を訪れる
和歌山県立図書館を訪れる。1908年開館で2008年に100周年記念式典を行っている。現行館は1993年開館。延床面積12,361m2。市街地の中にあるがバスを使わないと行きづらい。県立図書館2館の来館者数の合計49万人は、47都道府県の平均を越えているらしい。
地方紙の書架には和歌山新報(和歌山市)、有田タイムス(有田市)、紀州新聞と日高新報(御坊市)、紀伊民報(田辺市)、紀南新聞と熊野新聞(新宮市)があり、紀伊民報は和歌山県全域で配布されているらしい。閉館前に訪れたせいもあってガラガラで、19時の閉館時にはおそらく利用者より職員のほうが多かった。
(右上)県立らしいと感じる、木を多用したやや重厚感のある什器。(左下)「木の文化資料」の書架4台。(右下)地方紙の書棚。
和歌山市民図書館を訪れる
和歌山市民図書館は南海和歌山市駅から徒歩5分の場所にあり、市民会館、市民図書館、市立博物館の3施設が並んでいる。1981年開館。岡田新一設計事務所。延床面積は7,288m2(実質4,677m2)。1階が一般書と児童書のフロア、2階が参考図書と郷土資料のフロア、3階に移民資料室がある。2016年5月には図書館総合展フォーラムがここで開催された。2019年には南海和歌山市駅に直結する建物に移転する。
1階奥には不自然な区画があり、2階も不思議な空間の使い方をしていた。オープンデータソンin和歌山市は3階の会議室で行われたが、3階やバックヤードは迷路のようだった。外観の印象に比べて図書館部分の床面積は狭い。閲覧席は少ない。
(中・右)一般書エリアの上部は大きな吹き抜けになっているので開放感がある。