振り返ればロバがいる

Wikipediaの利用者であるAsturio Cantabrioによるブログです。「かんた」「ロバの人」などとも呼ばれます。愛知県在住。東京ウィキメディアン会所属。ウィキペディアタウンの参加記録、図書館の訪問記録、映画館跡地の探索記録などが中心です。文章・写真ともに注記がない限りはクリエイティブ・コモンズ ライセンス(CC BY-SA 4.0)で提供しています。著者・撮影者は「Asturio Cantabrio」です。

「3Qタウン Wikipedia town in 琴引浜」に参加する

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(写真)琴引浜。

 

2019年5月26日(日)、京都府京丹後市で開催された「3Qタウン Wikipedia town in 琴引浜」に参加しました。

www.nakisuna.jp

 

 

琴引浜を訪れる

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丹後地方は京都府北部にある地域。東京の方に丹後地方のことを説明しても反応が薄いのですが、関西圏では観光地としてよく知られた地域であり、天橋立 - Wikipedia伊根の舟屋 - Wikipediaなどの観光スポットがあります。丹後半島の大部分を占めるのが京丹後市であり、網野市街地から北東に3kmの場所に、鳴き砂で知られる琴引浜があります。イベント名の「3Qタウン」には、砂が "キュッキュッキュッ" と鳴くという意味が込められています。

今回のイベントの主催は、観光客向けガイドや砂浜の保全活動を行っている琴引浜ガイド「シンクロ」。地元の参加者が琴引浜や鳴き砂などの地域の魅力を再発見すること、また、これらについての情報を発信して他地域の方に知ってもらうことを目的として企画されています。 琴引浜では1週間後の2019年6月2日(日)に「26thはだしのコンサート2019」という環境イベントを開催する予定であり、ウィキペディアタウンはそのプレイベントと位置付けられています。

参加者は地元の方に加えて、京丹後市にある複数の府立高校の生徒、丹後地方の自治体職員、丹後地方の複数の府立高校の学校司書、府内の公共図書館司書、中国地方や東海地方の公共図書館司書など。講師・ファシリテーターを含めると約30人となりました。

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(写真)琴引浜鳴き砂文化館。

 

イベントのスケジュール

09:30-10:30 琴引浜鳴き砂文化館の見学(田茂井秀明館長)

10:30-12:00 掛津区や琴引浜の散策(琴引浜ガイド「シンクロ」の方々)

12:00-13:00 昼食・グループ分け

13:00-13:30 Wikipedia講習(Wikipedia管理者のくさかきゅうはちさん)

13:30-16:00 Wikipedia編集

16:00-17:00 成果発表・ふりかえり

 

 

琴引浜鳴き砂文化館を見学する

琴引浜の民宿「ニュー丸田荘」で女将を務め、琴引浜ガイド「シンクロ」でも活動する丸田智代子さんによる開会挨拶後、田茂井秀明館長の案内で琴引浜鳴き砂文化館の館内を見学しました。

今回のイベントの主題である "鳴き砂" とはそもそも何なのか。琴引浜文化館の公式サイトには以下のように書いてありましたが、うまい説明ではないように思えます。

「鳴き砂とは」(琴引浜鳴き砂文化館)

鳴き砂は鳴り砂ともいいますが、ちょっと動かせば音が出る砂のことで、その昔、日本列島には至るところに真っ白な砂浜があり、足跡一つない砂の上を歩けば「クックッ」と鳴きましたが、現在では限られた浜しか鳴くことはありません。

 

コトバンクを見ると以下のように書いてあります。岩石学辞典、朝日新聞掲載「キーワード」、世界大百科事典は三者三様の説明であり、鳴き砂を簡潔に説明するのは難しいようです。鳴き砂とは "現象" のことだと思っていましたが、これらの説明を読むと "砂" 自体を表す言葉のようです。

「鳴き砂」(岩石学辞典)

上を歩くか何かの方法でかき乱すと音楽的な音を発する砂。音を発する原因はよくわからないが、様々な原因が考えられている。

「鳴き砂」(朝日新聞掲載「キーワード」)

鳴り砂とも呼ばれる。鳴るには条件があり、石の中では固い石英が60%以上含まれ、粒がそろっていること。琴ケ浜の砂は石英が80%以上あり、粒の直径は平均0.3ミリでほぼ均一という。

「鳴き砂」(世界大百科事典)

鳴き砂あるいは鳴り砂、英語ではsinging sand,musical sand,sonorous sandなどと呼ばれ、特異な発音特性を有する石英質の砂がある。自然条件では、激しい波浪や風の作用で砂粒が淘汰されて同じ場所に堆積し、土砂など異物が混入しないような海岸や砂漠でまれに形成される。

 

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(写真)田茂井館長による琴引浜と鳴き砂の説明。

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(写真)鳴き砂体験コーナー。 

全国の鳴き砂分布地図」によると鳴き砂が確認されているのは日本全国で30か所あまり。内陸部の砂浜は東北地方の田沢湖飯豊山系にある3か所のみです。日本の海岸線の総延長は約3万km、うち砂浜海岸は約3,000km、鳴き砂がある海岸は約30kmとのことで、日本の海岸線に占める鳴き砂の海岸は1/1,000しかないそうです。

砂浜が鳴き砂となる条件は3つ。「石英の含有率が高いこと」「砂浜が乾燥していること」「砂浜がきれいであること」の 3つが揃ったときにはじめて鳴くそうです。地元住民や「琴引浜の鳴り砂を守る会」の活動のおかげで砂浜がきれいに保たれているとのことで、「日本初の禁煙ビーチ」であること、「(鳴き砂の浜としては)日本初の国の天然記念物」であることを語る際は誇らしげでした。

琴引浜は山陰海岸ジオパークに含まれるジオサイトです。自然地形を間近で見て楽しめるのがジオパークであり、すぐそこに日本海や琴引浜があるのに展示体験施設なんて必要なのかと思っていたけれど、人間の活動によって鳴き砂が保たれているということを知るために、とても重要な施設であると感じます。

 

琴引浜鳴き砂文化館には海外の鳴き砂も展示されており、英語ではMusical sand、Singing sand、Booming sandなどと呼ぶようです。Wikipedia英語版記事「Singing sand」のトップに用いられている写真2枚は砂浜海岸ではなく砂漠の写真であり、日本と海外では「鳴き砂」という言葉から受けるイメージも全く異なるのかもしれません。

「鳴き砂とは」(琴引浜鳴き砂文化館)

英語では海辺にある鳴き砂のことをミュージカルサンド(音楽砂)とかシンギングサンド(歌う砂)などと呼びますが、砂漠にあるものは、巨大な砂山の砂が自然に崩れ落ちたとき轟音を発するので、特にブーミングサンド(唸る砂)と呼ばれています。

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(写真)Wikipedia英語版「Singing sand」。

 

 

まちあるきする

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掛津区を歩く

琴引浜鳴き砂文化館から琴引浜までは、琴引浜の旅館/民宿街を通って約1km。掛津区唯一(?)の寺院である海蔵寺や、掛津区の氏神である白滝神社では、琴引浜ガイド「シンクロ」の方々から説明を聞きました。戦国時代の細川幽斎や、昭和時代の与謝野寛と与謝野晶子の歌碑などもあり、琴引浜は古くから鳴き砂で知られる海岸だったようです。もっと歴史の浅い観光地かと思ってた。

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(写真)琴引浜鳴き砂文化館近くの水田を歩く参加者。先頭は丸田智代子さん。右上が文化館。

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(写真)海蔵寺で説明を聞く参加者

 

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(写真)琴引浜の文化財指定名称碑。※翌日朝の散歩時に撮影

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 (左)掛津区の氏神である白滝神社の下で説明を聞く参加者。(中)白滝神社の鳥居。石段中腹にあるのは古い鳥居の残骸。(右)白滝神社の社殿。※右は翌日朝の散歩時に撮影

 

 

琴引浜を歩く

琴引浜の砂浜における説明は琴引浜ガイド「シンクロ」の岡田一雄さん。鳴き砂はごみや汚れがあると鳴かなくなるため、琴引浜の砂浜部分では喫煙、花火、バーベキューを禁止しています。特に2001年には、網野町が条例を制定したことで日本初の「禁煙ビーチ」となったそうです。有料駐車場付近には喫煙所があり、また砂浜のすぐ上にはバーベキュー場もありますが、砂浜部分にはひとつのごみも落ちていませんでした。1週間後に開催される「26thはだしのコンサート2019」のキャッチコピーは "貴方の拾ったゴミが入場券" であり、単なる野外音楽フェスではなく環境イベントという意味合いが強いようです。

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(左)琴引浜での注意事項を説明する岡田さん。砂浜から離れた場所にある琴引浜休憩所。喫煙場所にもなっている ※右は翌日朝の散歩時に撮影

 

琴引浜の中心である太鼓浜に降りると、岡田さんが鳴き砂を実演してくださいました。鳴き砂は砂浜に含まれる石英が擦れることで起こる現象。舗装路と同じようにペタペタと歩いても鳴りません。岡田さんは効率よく砂を擦るために長靴を履いているそうです。おそらく革靴でもそれなりに鳴るけれど、スニーカーではほとんど鳴らせないのではないかと思います。一番いいのは裸足。裸足を砂に潜り込ませたまま、砂をかき分けるようにすり足で進むと、キュキュキュっと大きな音が鳴りました。

岡田さんほどの熟練者になると、砂を "笑わせる" こともできます。岡田さんが両手で砂を集めて擦り上げると、靴で歩いた時とは明らかに異なる音が鳴りました。岡田さんの実演を参加者が撮影した動画が琴引浜 - Wikipediaなどに掲載されています。

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 (左)太鼓浜の全景。(右)太鼓浜の中心地の目印。※右は翌日朝の散歩時に撮影

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(左)鳴き砂の実演をする岡田さん。(右)鳴き砂を楽しむ参加者。

commons.wikimedia.org

(リンク)鳴き砂の実演を行う岡田さんの動画。CC BY-SA 4.0 作者 : Miya.m

 

太鼓浜の脇にはかけ流しの露天風呂があり、それまで海で泳いでいた(?)方々が浸かっていました。湯を触ってみると確かにあったかい。夜間には湯が自動で抜かれるそうで、翌朝に訪れた際には露天風呂は空っぽでした。

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 (左)琴引浜露天風呂。無料。(右)湯が抜かれた露天風呂。※右は翌日朝の散歩時に撮影

 

お昼ご飯は丹後地方の郷土料理であるばらずし (丹後地方) - Wikipedia。押し寿司とちらし寿司の特徴を併せ持つ寿司のようで、ハレの日には丹後地方の各家庭で作られるようです。Wikipedia記事が詳しいので参照してください。

ばらずしを食べた後は各自で琴引浜鳴き砂文化館に戻ります。琴引浜鳴き砂文化館周辺には田植え後の水田が広がっており、その奥には古砂丘があります。古砂丘の向こう側が日本海(琴引浜)であり、国土地理院の航空写真を見ると、このあたり一帯が砂地であることがよくわかります。いかにも地震には弱そうであり、1927年の丹後大震災の際には、掛津区だけで30人以上が亡くなったそうです。

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(左)お昼ご飯のばらずし。(右)琴引浜周辺の水田と古砂丘

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(写真)琴引浜周辺の航空写真。浜辺以外も基本的に砂地なのがわかる。地理院地図 空中写真 1974-1978

 

 

Wikipediaを編集する

Wikipedia編集対象記事

今回のWikipedia編集対象記事は以下の4記事。「琴引浜」と「鳴き砂」は既存記事への加筆を行い、「琴引浜鳴き砂文化館」と「はだしのコンサート」は新規作成を行います。参加者は自分の興味のある題材のグループに分かれ、テーブルファシリテーターとして、Wikipedia日本語版管理者のくさかきゅうはちさん、オープンデータ京都実践会のMiya.mさん、Code for ふじのくに/Numazuの市川博之さん、私の計4人が入り、edit Tangoの漱石の猫さんが4グループ全体をサポートします。

「琴引浜」と「鳴き砂」は自然科学的な側面が強い題材ですが、「琴引浜鳴き砂文化館」と「はだしのコンサート」は社会科学的な題材だと思われます。題材の大きさを見ると、「琴引浜」と「鳴き砂」は中規模の記事であり、「琴引浜鳴き砂文化館」と「はだしのコンサート」は小規模の記事だと思われます。

いずれもしても4つの題材は密接に関係しており、「琴引浜」をきちんと説明しようとすると、必ず「鳴き砂」や「琴引浜鳴き砂文化館」や「はだしのコンサート」に触れる必要があります。この結果、イベント終了時の4記事にはほぼ相互にリンクが貼られることとなりました。

琴引浜 - Wikipedia(加筆)

鳴き砂 - Wikipedia(加筆)

琴引浜鳴き砂文化館 - Wikipedia(新規作成)

はだしのコンサート - Wikipedia(新規作成)

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くさかきゅうはちさんがWikipediaの説明を行っている横で、Code for ふじのくに/Numazuの市川希美さんがグラフィックレコーディングを行います。くさかさんの説明を絵や図で整理し、説明の内容を視覚的に追えるようにしているのです。

Wikipediaの編集時間は約2時間30分。私は「琴引浜鳴き砂文化館」のグループに入ったので、「Wikipediaにある他の資料館/博物館の記事を見るとこんなことが書いてある。『琴引浜鳴き砂文化館』の記事にはどんなことを書くべきだろう」という問題提起をしたところ、「歴史に関すること、展示に関すること、三輪茂雄に関すること」の3点が上がったため、この3グループに分かれて文献の調査や文章の作成を行ってもらいました。

 

他の参加者に文献を読んでもらっている間に、私はこの状態で初版を作成。建物の写真は参加者のKさんが事前にWikimedia Commonsにアップロードしてくださっていました。

「概要」「歴史」「展示」「三輪茂雄との関係」の4セクションを作成し、3グループそれぞれに節編集を行ってもらうことで、編集の競合が起こらないように気を配りました。さらに私は、他の参加者が読み込んでいない文献の中から有用な情報をかき集めて、とりあえず「概要」のセクションに書き足していきます。3グループそれぞれが編集を一通り終えたところで、「概要」のセクションの中身を「歴史」「展示」「三輪茂雄との関係」のセクションとすり合わせます。

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 (写真)くさかきゅうはちさんによるWikipediaの説明中の室内。

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(左)くさかきゅうはちさんによるWikipediaの説明スライド。(右)グラフィックレコーディング中の市川希美さん。

 

 

琴引浜鳴き砂文化館を回る

Wikipedia編集を行っている会場自体が編集対象ということで、編集時間にも琴引浜鳴き砂文化館内をうろうろして写真を撮りました。また、施設の英語表記がわからなかったので受付で聞いたら、受付の方が「私が作成しました」という英語のパンフレットを渡してくれ、Kotohikihama Singing Sand Museumという英語表記を用いていることがわかりました。

イベント開始前に入館する際から、2階を支える柱に特徴がある外観は気になっていました。木造建築で知られる吉田桂二 - Wikipediaの設計だそうで、文章中では単に「設計は吉田桂二」と書くのではなく「設計は和風建築の第一人者である吉田桂二」と表現しました。

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(左)琴引浜鳴き砂文化館の外観。(右)文化館正面にある「鳴き砂の父 三輪茂雄先生之碑」。

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(写真)琴引浜鳴き砂文化館1階。(左)微小貝の発見体験コーナー。(中)鳴き砂体験コーナー。(右)琴引浜や鳴き砂の展示コーナー。

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 (写真)琴引浜鳴き砂文化館2階。

 

「琴引浜」に関する文献をいちばん多く所蔵しているのは京丹後市立あみの図書館だと思われますが、あみの図書館は2002年開館なので古い文献はないかもしれず、京丹後市立峰山図書館にある新聞記事スクラップブックが役に立つかもしれません。「鳴き砂」という題材であれば、京丹後市立図書館よりも京都府立図書館のほうが詳しいかもしれません。現代に開始された地域イベントである「はだしのコンサート」については、書籍での言及はほとんど期待できず、京都新聞の記事や『広報あみの』がいちばん詳しいかもしれません。

今回は京丹後市立図書館に加えて京都府立図書館なども文献集めに関与しています。文献を集めた何人かの方は、これまでウィキペディアタウンに何度も参加されている方でもあり、イベント終了時の記事の姿を想像して文献を集めているのだろうと思います。

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(左)Wikipedia編集のために準備された文献。(右)Wikipedia編集中の参加者。 

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(写真)成果発表。

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(写真)市川希美さんによるグラフィックレコーディングの成果物。

 

琴引浜に泊まる

この日は主催者である琴引浜ガイド「シンクロ」の丸田智代子さんが女将を務める温泉民宿「ニュー丸田荘」に宿泊しました。天然温泉の家族風呂が建物内に3室あるのがおもしろいと思いましたが、公式サイトを見ると3室とも内装が異なるようで、1室しか体験しなかったのが悔やまれます。丸田さんは画家でもあるため、ニュー丸田荘内に丸田さんの作品が飾られているのはもちろん、琴引浜鳴き砂文化館にも二科展で入選した際の作品が展示されていました。

海水浴ができる夏、カニ料理がある冬もいいですが、丹後地方がいちばん美しいのは田植えを終えた今の時期だと思っています。琴引浜の観光客も少ないので散策には絶好の季節でした。

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(左)ニュー丸田荘の朝食。(右)ニュー丸田荘の外観。

 

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