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AyCの日記

Wikipediaの「利用者:Asturio Cantabrio」によるブログです。ロバです。

京都オープンデータソン2016 vol.3(酒ペディア&酒マップ)に参加する

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ウィキペディアタウンサミット前日の2017年3月4日(土)、京都オープンデータソン2016 vol.3 (酒ペディア&酒マップ)に参加しました。2016年度の「オープンデータ京都実践会」は京都を舞台に3回のオープンデータソンを開催。2016年7月18日にはVol.1(青蓮院、円山公園粟田神社)を、10月1日にはVol.2(吉田神社)を開催しています。

 

亀岡市立図書館にいく

河原町をぶらぶらしてもよかったのですが、おとなりの亀岡市にある亀岡市立図書館に行きました。亀岡駅から国分寺跡を通って千代川駅まで約10kmフィールドワークしたり、亀岡運動公園体育館に京都ハンナリーズの試合を見に行ったり、夜間に亀岡から保津峡経由で嵯峨まで抜けたことがありますが、小旅行の気持ちです。

図書館は亀岡駅から徒歩10分。建物前の道路は狭く、建物全体を写真に収められる場所がありません。1980年竣工。3階建(図書館部分は1階と2階)で延床面積は1,822m2。築年数はそれほど古くありませんが、フロアの使い方は別の施設から図書館に転用したかのような、奇妙な印象を受けました。メインの書架は高さ2.4mでしょうか。

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酒ペディア&酒マップ

この日は12時開始。地下鉄烏丸御池駅の近く、高倉通を上った場所にある割烹 松長(まつちょう)が会場です。どんな場所も会場にしてしまう&どんなテーマもオープンデータイベントにしてしまう京都実践会。

前日には京都市右京中央図書館の地域資料と新聞データベースを使い、松長の単独記事化の可能性を探りました。京都市に4館ある中央図書館では2016年4月からKYOTO Wi-Fiが使える上に、右京中央図書館は広々としたレファレンスルーム(電源がある地域資料閲覧席)があり、貸出カードがなくても利用できます。

割烹 松長は1716年に創業したという老舗。京都の料理店ガイド本や烏丸御池周辺のガイド本に掲載されていることを期待したのですが探し出せませんでした。これは女将さんに聞くべきだったかもしれない。検索すると関西テレビ「よ~いドン!」で紹介されたという情報も。公式サイトには「生州八軒に認定された松屋長兵衛」というキーワードがあります。今回は単独記事化を断念したのですが、これらのキーワードを頭の片隅に入れておきます。

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(上)OpenStreetMapより。烏丸御池交差点から西に向かい、4本目の高倉通を上る。(左)青い自転車が立てかけてある中央の建物が割烹 松長。(右)是住さんが集めた酒ペディア用の文献。

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この日の講師は日本酒ジャーナリスト&日本酒コンシェルジュの江口崇さん。「日本酒の魅力」「テイスティング」「酒造り」「日本酒の歴史」「酒場」の5つの話をしつつ、途中からはお昼ごはん(松長のお弁当)と利き酒タイムとなりました。下の写真で江口さんが持っているのは酒井酒造の「五橋」。吹きこぼれないように少しずつ開栓する必要があるということで、数時間後の成果発表までおあずけとなりました。

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 「日本酒は本来は黄色い。活性炭で色素を吸着させる」「(本日の)喜楽長は10年物。バニラやメープルシロップの香りがすることも」という説明があった。お弁当を食べながら一杯、説明を聞きながらまた一杯。

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今回のイベントもウィキペディアタウンとマッピングパーティの同時開催。14時30分頃には酒ペディアチームと酒マップチームに分かれ、酒マップチームは周辺のサーベイに向かいます。酒ペディアチームは文献調査と執筆作業を開始。京都府の蔵元を執筆対象とし、丹後地方の宮津市にあるハクレイ酒造 - Wikipedia、伏見にある北川本家 - Wikipedia、東山にある松井酒造 - Wikipediaの3記事を作成することになりました。

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1時間ほどすると酒マップチームが帰ってきました。酒マップチームにいた大塚さんが酒ペディアチームに移り、酒造好適米酒米)の五百万石 - Wikipediaを作成。酒造好適米でも山田錦や雄町は単独記事になっていたのですが、五百万石や美山錦はないのでした。2つのチームが広くない部屋の中で飲みながら編集を行います。

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今回利き酒を行った5本は以下の通り。このエントリー冒頭部の写真の左から右の順に並べています。

・喜楽長(喜多酒造/滋賀県東近江市喜多酒造株式会社

・不老泉(上原酒造/滋賀県高島市上原酒造

西陣(佐々木酒造/京都・洛中)佐々木酒造株式会社

・富翁(北川本家/京都・伏見)北川本家

・五橋(酒井酒造/山口県岩国市)酒井酒造

 

松井酒造 - Wikipedia」を作成したのは荒川さん。松井酒造は「洛中で最古の歴史を持つ蔵元」(公式サイトより)であり、伏見を除く京都市街地に2軒しかない蔵元のひとつです。荒川さんはこの蔵元が1970年代に伏見に移転してから2009年に京都市街地に戻る経緯の出典を見つけ、イベント翌日にはそのドラマティックな歴史を加筆しています。

一方で、一般的には「佐々木酒造」が「洛中唯一の蔵元」とされるようです。松井酒造は鴨川東岸の東山にあり、この場所は現代の定義では洛中ではないらしい。オープンデータ京都実践会のFacebookページにも疑問を投げかけ、いただいたコメントを参考に文章を修正しました。「洛中」という言葉の使い方に気を付けていることに気付いていただけると嬉しい。

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