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振り返ればロバがいる

Wikipediaの「利用者:Asturio Cantabrio」によるブログです。ロバです。

写真の著作権とWikimedia Commons

Asturio CantabrioがWikimedia Commonsにアップロードした画像が1,500枚近くになった。おそらく半分近くは図書館に関する画像で、今年5月以降は図書館内部の画像が多い。アップロードした画像の大半は自分で撮影したものですが、書籍から持ってきた画像もあります。

 

その1 : 旧著作権法で保護期間が満了している時期(1956年以前)に刊行された書籍に掲載されている写真。

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説明 : 1927年頃の東浦村立公益図書館(愛知県)。

原典 : 『愛知県下公私立図書館記念写真帖』愛知県図書館協会、1927年

根拠 : 旧著作権法の「写真の著作物」に関する規定により、1956年以前に発行された写真の著作物は著作権の保護期間が満了しているとして公開。

 

その2 : 著作権の保護期間が満了している50年以上前(1965年以前)に刊行された書籍に掲載されている写真。

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説明 : 1960年頃の熱海銀座(静岡県熱海市)。

原典 : 『写真で見る日本 5』 日本文化出版社, 1960年

根拠 : 原典には撮影者のクレジットなし。団体名義の著作物であり、創作後50年が経過して著作権の保護期間が満了しているとして公開。

 

その3 : 著作権の保護期間が満了していない1966年以後に刊行された書籍に掲載されている、旧著作権法で保護期間が満了している時期(1956年以前)の写真

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説明 : 1911年の宇智郡図書館(奈良県)。

原典 : 『五條市図書館創立80周年記念誌 1980』奈良県五條市図書館、1980年

根拠 : 旧著作権法の「写真の著作物」に関する規定により、1956年以前に発行された写真の著作物は著作権の保護期間が満了しているとして公開。

 

 

著作権の保護期間内の書籍に掲載されている写真

著作権について何冊かの概説書を読んだことがあるくらいで、本格的に学んだことはありません。

Category:PD-Japan-oldphoto - Wikimedia Commonsを見ると「その3」に該当する画像が多数見つかります。「その1」と「その2」はなんら問題ないと思いますが、「その3」に該当する写真がオープンデータになりうるのか迷っています。

戦前の絵葉書が数多く掲載されている『絵葉書のなかの豊橋』(2006年刊行)を手に取って、岡崎市中央図書館、豊橋市中央図書館、愛知県図書館のレファレンスカウンターで「その3」をブログ等で利用しても問題ないか尋ねてみました。三者三様の答えが返ってきたのですが、「判断が難しい」という点が一致していました。

「その3」が問題ないのであれば、近年に刊行された多数の自治体史や地域写真集がWikimedia Commonsにとって宝の山となり、これらの書籍に掲載されている1956年以前の写真の多くはアップロードできてしまうことになります。

写真の著作権やオープンデータに詳しい方、特に写真をオープンデータにする活動をしている方に意見を聞きたいところです。