10月10日(月)23:00から約72時間、ウィキペディアのメインページ下段に「水上ビル」が掲載されています。この記事はもともと9月10日の「第1回ブラトヨハシ」で7人が加筆したものであり、その後私も個人的に加筆しました。
イベントの前半では実際に水上ビル周辺を歩き、近年の動向について豊橋市まちなか活性課の方の説明を聞きました。後半には会議室で文献とにらめっこしながら加筆したわけですが、文献の量が少なかったこともあってもやもやした気持ちがありました。
そこで後日岡崎市立中央図書館に赴き、中日新聞と朝日新聞のデータベース、まちなか活性課や大豊協同組合のフリーペーパーなどを使って加筆を試みました。また、図や写真なども追加しています。
地図・写真の追加
OSMを使って作成した図。水上ビルが3群に分かれていることを赤線で説明しています。豊橋駅からすぐの場所にあることも伝えようとしています。
地方病 (日本住血吸虫症) - Wikipediaの利用者:さかおり - Wikipediaさんが追加してくださった航空写真。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成されています。3群のビルの屋根は色が異なることがわかりますし、周囲と建物と比べて明らかに異質なのがわかります。OSMの図と航空写真を両方使うことで、このビル群の特徴がよりわかりやすくなりました。
イベント終了時点では、3群のビルのうち「大豊ビル」の写真しかありませんでした。「豊橋ビル」(左)と「大手ビル」(右)の写真を追加しましたた。
あいちトリエンナーレの開催風景(左)と牟呂用水(右)の写真を追加しました。水上ビルが芸術祭にどのように関わっているのか伝えようと思いました。もっと効果的な写真があれば取り替えてください。右は記事「大豊水上ビル」の作成者でもあるYanajin33さんが2014年にアップされた画像です。
構成の変更・文章の追加
イベント終了後時点には以下のような構成でした。
・冒頭文
・「概要」節
・「橋」節
・その他
この構成を以下のように変更して加筆を試みました。
・冒頭文
・「特色」節
・「歴史」節
・「水上ビルとアート」節
・「建物」節
・「橋」節
・その他
イベント終了時の文章では、水上ビルについて全く知らない方に対する説明が不足しているのではないかと感じました。そのため、基本的な説明を「特色」節で行っています。
次の「歴史」節はもっぱら新聞記事から書きました。青空市場が大豊商店街に移行し、商店街が用水上に移転したこと、近年には地域活性化の取組みが盛んに行われていることなどを加筆しています。
「水上ビルとアート」節では、すでに10年以上もアートイベントが開催され続けていることを書き加えました。
水上ビルとはつまり建築物ですので、この記事のキモは「建物」節だと思っています。私が街歩きしてモヤモヤしていたのはこの部分でした。3群の特徴の違いを、新聞や商店街発行のフリーペーパーなどから加えました。地域の老人に聞き取り調査しないとわからない部分だと思っていたのですが、モヤモヤの大半は新聞記事やフリーペーパーが説明してくれていました。
おわりに
この記事は2014年8月にYanajin33さんが作成した後に、3人の方が修正を加えています。2016年9月10日の第1回ブラトヨハシでは7人で加筆に取り組み、その後にも私を含めて4人の方の手が入っています。私の編集ではYanajin33さんが過去に撮っていた牟呂用水の写真を使わせてもらいました。
すでに10人以上の手が加わっています。現時点でもある程度の説明はできていると思いますが、イベントに参加された方はたまーにこの記事のことを気にかけていただき、新聞などで有用な情報があったら書き加えていただきたいです。
イベント開催前には1,500バイト、イベント終了時に2,800バイトだった記事を、17,000バイトまで加筆しました。これによってイベントで加筆してくださった部分が目立たなくなってしまい申し訳なく思います。