振り返ればロバがいる

Wikipediaの利用者であるAsturio Cantabrioによるブログです。「かんた」「ロバの人」などとも呼ばれます。愛知県在住。東京ウィキメディアン会所属。ウィキペディアタウンの参加記録、図書館の訪問記録、映画館跡地の探索記録などが中心です。文章・写真ともに注記がない限りはクリエイティブ・コモンズ ライセンス(CC BY-SA 4.0)で提供しています。著者・撮影者は「Asturio Cantabrio」です。

図書館内での写真撮影

図書館に興味を持ったので、初めて訪れる図書館では施設内部で写真を撮ってもよいか聞いてみる。

 

 

○写真撮影可能な自治体(13)

愛知県図書館、名古屋市鶴舞京都市右京(サンサ右京内)、京都市中央、岐阜市(メディアコスモス内)、豊橋市三重県桑名市(くわなメディアライブ内)、岐阜県多治見市(まなびパークたじみ内)、滋賀県東近江市八日市東近江市能登川東近江市永源寺津島市大府市(おおぶ文化交流の杜内)、清須市田原市東浦町

 

△写真のアップロードに制限を設けている自治体(1)

豊田市(とよた参合館内)

 

×写真撮影不可能な自治体(5)

大阪市立中央、一宮市尾張一宮駅前ビル内)、岡崎市図書館交流プラザりぶら内)、春日井市(文化フォーラム春日井内)、稲沢市

 

 

どの館でも事前にアポは取っていない。主に貸出・返却を行っているカウンターで写真を撮ってもよいか尋ねた。その際には「調査・研究」目的ではないことを伝えている。一部の館では「SNSなどで使用したい」と伝えた。19自治体中14自治体で写真撮影が可能だった。

 

写真撮影の自由度を比べてみたのが以下の表。1はもっとも自由度が高い自治体、5はもっとも自由度が低い自治体。1や2には他方面でも評価の高い館が並んでいる。4や5であっても、明確に「撮影禁止」と定めていて職員に周知している自治体は好感が持てた。

建物の開館が古い愛知県図書館や名古屋市鶴舞中央図書館は撮影可能だったが、名古屋市に次ぐ規模の5都市(豊田・岡崎・一宮・豊橋・春日井)中4都市は撮影不可とのことだった。いずれも近年に開館した新しい図書館であり、館内には多くの利用者がいる館である。小規模自治体は撮影可能なことが多かったが、写真撮影に関する規定を定めていないだけなのだと思う。

 

 

  1. 多治見市・大府市田原市

多治見市図書館、おおぶ文化交流の杜図書館、田原市中央図書館ではカウンターに写真撮影申請用紙が用意されており、スムーズに承諾を得ることができた。多治見市・田原市では首から下げる許可証が用意されていた。大府市では撮影後に職員が画像をチェックする。

 

  1. 岐阜市東近江市清須市

岐阜市立中央図書館、東近江市八日市図書館、東近江市能登川図書館、東近江市永源寺図書館、清須市図書館では、カウンターで対応してくださった職員から口頭で承諾を得ることができた。

 

  1. 愛知県図書館・名古屋市京都市豊橋市桑名市東浦町

名古屋市鶴舞中央図書館、京都市立中央図書館、京都市立右京中央図書館、豊橋市立中央図書館、桑名市立中央図書館、東浦町中央図書館では、カウンターで対応してくださった職員に撮影したい理由を話してから、その職員もしくは別の職員から口頭で承諾を得ることができた。桑名市は職員立会いの下で撮影可能だった。京都市では首から下げる許可証が用意されていた。

 

  1. 豊田市

豊田市立中央図書館では職員立会いの下で撮影可能だったが、「SNSなどへのアップロードは禁じている」とのことだった。

 

  1. 大阪市一宮市岡崎市春日井市稲沢市

大阪市立中央図書館・一宮市立中央図書館、岡崎市立中央図書館、春日井市図書館、稲沢市立中央図書館では撮影不可だった。春日井市は「調査研究目的で申請書を提出すれば、開館時間外などに撮影が可能な場合がある」とのことだった。稲沢市は「調査研究目的なら撮影を認めるかも」。それ以外なら「認めにくい。SNSなどに勝手にアップされては何かと困る」とのことだった。


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撮らせてもらえた桑名市


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ダメだった岡崎市